終 演

陽が沈む頃は、何でも絵になる時間帯です。

徐々に空気が色づき、

指に纏わり着くようなオレンジ色が目の前の風景を包み込み始めると､

その濃淡や光線の具合によって風景でさえ刻々と移り変り、

陽が落ちていくのを実感できます。

“グリーンフラッシュ”

一度だけ、その現象をみたことがあります。

雲が無くて、太陽が直接水平線に沈むような時、

太陽が完全に海に没した瞬間、そこが“ポッ”と緑に輝くのです。

でも、どっかりと三脚にカメラを設置して準備万端だったにもかかわらず、

思わずみとれてしまって写真に残すことが出来なかった…。

「グリーンフラッシュをみると幸せになれる」ということを聞いたことがありますが、

どーでしょう？　これからかな？

太陽が海に沈んでみえなくなっても、しばらくそのまま待っていましょう。

光が最後の演出をしてくれるかもしれません。

空の青がどんどん深く、濃くなり、黒へと変わる時、三日月の頃には、

月がちょっとしたアクセントになってくれます。

その月もじきに太陽を追って沈むと、本当の闇夜の始まりです。

ハシナガイルカ

ザトウクジラ

　　ムラサキオカヤドカリ

アオウミガメ

“ Beams of light covered whith clouds ”

　　　父島　二見港

“ Evening glow ”

“ Sunset ”

父島　烏帽子岩

　　　 “ Scarlet nightfall ”

父島列島　西島

アオノリュウゼツラン

　　　 “ Evening Falls ”

父島　二見港

“ Crescent ”

koba-tanの小笠原写真館